2023-07-23 | 甲武峠~裏和田峠~陣馬山

行程

中野駅から武蔵五日市駅まで輪行。武蔵五日市から甲武峠(甲武トンネル)へ向かい、和田峠を裏から目指す。和田峠茶屋に自転車を置いて陣馬山を登る。和田峠茶屋に戻り、自転車で和田峠表ルートを下り高尾駅で離脱

ルートなど

持ち物

Brompton S2Lはカスタム依頼でしばらくお休み。Varia RCT715は常時録画設定の後方レーダー兼ドライブレコーダーとして使用し、電池を80%程度消費した。飲み物は道中でポカリスエット1L、麦茶650mlなどを追加補給し、高尾駅到着の直前で飲み切った

雑記

本夏4回目の外ライド。今年はチャンスがあったら積極的に外に出る予定。本夏3回のライドで得た知見から今回取った方針は次のとおり

あれこれ計測していたデータや各種読み物をあさったりしたけれど、(自分の場合)夏場ライド中の「これ以上は無理」はどう考えても塩分・カリウム・水分不足の類ではないように思える。これらはしっかり対策を取っていても、4~5時間程度で限界が来たり、そこまで運動してない日であっても次の日にダメージが残っていたりした。なんとなく外気温が31~33℃あたりがボーダーラインで、34℃超えるとどれだけ補給に注意していても長い間活動できないんじゃないかという仮説を立てた。この日は4時間に設定した。実際この日は休憩の時間を差し引いたらギリギリ4時間切っていた模様。外にいた時間は5時間超えてたけど

深部体温についてはTrainerRoadのポッドキャストや熱中症対策の話や鍼灸院の先生の話から。熱中症 = 自力で深部体温が下げられなくなる・下がらない状況、らしい。TrainerRoadのポッドキャストでは夜に練習入れると深部体温が上がって睡眠の質に影響が出たり、科学的には影響が出ていないという結果が出ていたり、人によっては夜の練習後に水風呂に浸かったり冷たい飲み物などで一気に深部体温を下げたりするような話をしていた。外では水風呂に浸かれないので、アイスが買えるタイミングでアイスボックスを買って食べきるまで休憩することを決めた

最後に日焼け防止。先週荒川を走っていて気づいたことは、夏場であっても「この人乗り込んでそうだな~」オーラの人は例外なく肌を露出していない。真夏であっても長袖、さらに顔全体を覆うマフラー?とサングラスで素肌がまったく見えていない。この日自分はロードで平地70kmくらいしか走っておらず、さらにしっかり休憩していたにも関わらず次の日に運動する気が起きないレベルのだるさに見舞われていた。TSSは100を少し超えた程度で前日の疲れもなし、荷物も少なく補給ミスもなかった。思った以上に日焼けが身体にダメージを残しているんじゃないかと仮説を立てた

で、上記を踏まえて4時間、荷物最小限、アイスが買えるタイミングでアイスボックスを食べて冷やす、素肌の露出を最小限にするを目標。夏用のマフラー?の類は持っていなかったので、顔, 首, 耳以外は長袖やプロテクターでガードした。前日のVO2Maxインターバルの影響か、左ハムストリングにちょっと違和感を覚えつつも、武蔵五日市駅スタート

甲武峠。ヘアピン後の傾斜がきつかったくらいでとくに感想なし。最後の方は左側の景色が開けて気持ち良かった。甲武トンネルが長いし怖い。前後ライト装備で適当に歌いながら進む

山梨県に入った途端に道路状況が悪くなった。自治体の格差がこんなところにも... ただ、景色は山梨県に入ってからの方が圧倒的に自分好み

そろそろ飲み物補給したいころあいでちょうど自販機発見。ポカリがなかったので予備スロットに麦茶をストック。その後ハッピードリンクショップと名前が付いた自動販売機群を発見。すばらしい。ポカリをハイドレーションに追加投入し、アイスココアで一息つく。トイレがあれば完璧だった

しばらく走るとコンビニではない、地方によくある(あった)個人商店が見えてきた。トイレを借りつつ、カフェインとしてレッドブル、待望のアイスボックスを買った。チェーン店でもないのにクレジットカードがひととおり使え、非接触のタッチ決済等もすべて対応。強い。外の気温計は30℃。レッドブルを入れつつ、15分ほど時間をかけてアイスボックスをガリガリ食べ、身体をしっかり冷やしながら裏和田のコース確認。事前調査だとゲートくぐってからが本番だったはず

今日のメインディッシュその1、裏和田峠。なにかのレクリエーションイベントやってたのか、子供がたくさん居た。交通量は少なく、開けた箇所は少ないものの普通に景色もよい。ゲートをくぐってからは勾配12%越えが続く感じ。Bromptonだとちょっと厳しそうだけど、多段ギアの嫁さん号なら何の問題もなし。大野山ってほどではないな、と思いつつトロトロチンタラのぼる。1箇所、景色が見開けた箇所があったけど写真を撮らず横目にして楽しみつつそのままのぼり切った。また来ればいいだけなんだけど、別にレースしてる訳じゃないんだしこういう時に足つきたくないとか変なプライド持たずにすぐに降りてシャッター切れるようになりたい

和田峠着。時間帯的にたまたまだったのか、休憩してる自転車乗りはほかに誰もいない。記念撮影したり駐輪場代を払って自転車をパイプにくくりつけたり荷物の整理。ケータイの電波が入っていないことに気が付く。有名な道路と峠なのにドコモさん入らないんだな~。あとから表和田峠をチャリで登ってきた人がビールありますか、と聞いていたのが印象的だった

今日のメインディッシュその2、陣馬山。じんばさん、と読むらしい。2ルートのうち直登ルートを選ぶ。ちょっと前までBrompton担いで登る目標立てていたけど、どうも都内近郊の山道は自転車の持ち込み(?)そのものが禁止されてるらしい。残念至極

登山(ハイキング?)は大人になってから初めてなような気がする。最後に登った記憶は小学校か中学校の地元の山登った時だったか。初めての登山ってことでいいや。初めての登山は虫の洗礼を受ける。さんざん自転車で汗をかいているからか、ごちそうだとばかりに蚊がたくさんよってくる。階段が思っていたよりもきつい。左のハムストリングがええ加減にせえよと言ってくるようだ。筋トレ、自転車、水泳でそれなりに体力作りしてきたつもりだけど、山を登るのはまた別の鍛え方が必要そう。クマとか蜂はもはや歌いながら祈るしかない。鈴をBromptonの輪行袋に入れっぱなしにしたままメンテに出してしまったのはミス

15分ちょっとで山頂着。天気も見晴らしもよい

山頂でのびのびしたり、写真を撮って遊ぶ。取る前にそれなりに拭いたつもりだったんだけど、Insta360のレンズカバーが結構くもりが残ってて残念な感じだった。リュックに挿して取ってたときとかゴチゴチぶつけてたからなぁ。レンズカバーは交換しつつ、ドラレコとして使うときはそのままで、本番では撮影開始直前にカバーを外す、みたいな運用でもいいかもしれない

もとのルートを辿って和田峠に戻り、再出発用の荷物整理をしながらコーヒーをいただく。15:00過ぎだったけどひぐらしが泣いていた

表和田峠をダウンヒル。やばい怖い無理の3拍子。サイコンの勾配で普通に-18%とか-20%とか出てくる。ブレーキが焼けるのが怖いのでところどころ休憩しながらくだる。ディスクブレーキほしいなぁ... 表和田はまだのぼったことがないが、体感的には大野山を超えている。いつかは風張林道に挑戦してみたいけど、風張林道は表和田峠のさらに上を行くらしい。ちょっとしばらくはまだ無理な気がする。とりあえず表和田峠のダウンヒルは裏和田が交通不可とかでない限りはミニベロで2度とやらないと思う

下って高尾駅に向かう。ふもとについてから車の運転があきらかに荒くなる。都内近郊でいろんな場所を走ってきたけど、八王子近辺は群を抜いて自転車で走りたくない場所のひとつ。たくさんのいい山が近いだけに惜しい

夏用のメモ

日付 自転車 距離 獲得標高 移動時間 当日合計TSS 平均気温 荷物の多さ 肌の露出 Garmin暑熱耐性 翌日Form値 翌日所感
7/2 KHS F-20RC 85km 1143m 4:51 196 33.6℃ 25% -14 身体を動かしたいと思わないくらいに疲れている
7/8 Felt VR 64km 229m 3:05 151 29.1℃ 60% -8 疲労感なし
7/15 Felt VR 68km 248m 3:02 111 31.8℃ 100% -6 身体を動かしたいと思わないくらいに疲れている
7/22 KHS F-20RC 59km 1406m 3:52 241 30℃ 80% -17 少し疲れているかな、程度。回復走やプールくらいの運動ならしたい

課題。電波悪いところの通信手段、Garminライド中のLiveTrack共有で妻に事前に決めたコースが伝わっておらず(見えてるもんだと思ってた)電波悪い場所で心配をかけた、山歩き用の身体作り、リアル傾斜17~20%あたりの耐性作り、ノルディックウォーキング用ポールの転用・持ち運び、YAMAP準備、拠点に決めた場所でもうちょっと周囲をぶらぶらする

出費と内訳

2,757円