自宅から定峰まで自走往復
ブルべに参加する前に各種数値と新車のおたのしみチェックを兼ねた、初の200km越え実走。ブルべではないのでブルべのようなものとし、ブルべごっことする。距離は問題ないと考えていたものの信号待ちや登坂、休憩をふくめて時間内に走り切れるかどうかがまったくわからなかったので、各種データ取りを優先して景色は眺めて楽しむだけと割り切ったライドにした。デジカメは使わず。定峰峠を登っていたときにみえた秩父のまちなみはたいへんに綺麗だった
1→3 に15分、102→104 に15分かかると仮定すると200km全行程で12時間5分くらい?
ポイント | 通過時間 | 前地点からの所要時間 | 累計所要時間 | 累計トイレ回数 | メモ |
---|---|---|---|---|---|
多摩川と砧浄水場のY分岐 | 08:44 | 0:00 | 0:00 | 0 | 計測起点 |
PC1 | 11:05 | 2:21 | 2:21 | 1 | |
PC2 | 13:36 | 2:31 | 4:51 | 1 | |
通過チェック 東秩父村和紙の里 | 15:19 | 1:43 | 6:34 | 2 | |
PC3 | 17:59 | 2:40 | 9:14 | 5 | 阿須の交差点でルート間違えた |
多摩川と砧浄水場のY分岐 | 20:20 | 2:21 | 11:35 | 7 | ルート確認で5分止まった 自宅に帰るまでにトイレ+1 |
発注してから1年3ヶ月待ってついに新車がきた。Tyrell FCX 2nd lot。浦安believeの山越さん、ありがとうございました。ワイズロードでFelt VRを買ったときはBromptonとZwift用のTacx Neo Bike Smartくらいしか乗っておらずコンポなにそれ知識レベルだったが、今回はそれなりにいろいろたまってきたタイミング + フレームオーダーできるタイプだったので自分のあらゆる理想を詰めこんでもらった。発注の段階で何回も相談にのっていただき、提案してもらったものを含めて次のような感じ
そんなこんなで忘年会でブルべに興味がある旨を話していたところ、2つの初心者向け定番コースを教えていただいた。1つめは日本橋スタートのフェリーを使って東京湾一周。2つめは二子玉川河川敷スタートの定峰。この時いただいたアドバイスは
新車がくるまではTannus Bromptonで東京湾一周でもやってみようと思っていたが、前日に寝つけられなかったりタイミングの問題で結局やらずにFCXが我が家にきた。登りもふくめてたくさん乗って見たかったので、FCXの初ライドは定峰を選択。ルートはAJたまがわさんのBRM331 定峰200 (2019) キューシートおよびRidewithGPSのルートを拝借した
当日は睡眠時間が充分に確保でき、朝からスタートできれば全コース準拠。睡眠不足や暗くなるうちに戻ってこられなそうであればコースの一部のみを走るように準備。案の定寝つけられず、コースの一部のみを走った。高円寺砧浄水場線を使い、キューシートの3番途中から102番途中まで。風景の写真はないので以下、事前に準備したことや走った後の発見や課題
荷物の選別。リュック、プロテクターをつけなかった。リュックは背負うとその上から反射ベスト着用が必要となり、荷物をすぐ取り出せるメリットが消える。ハイドレーション目的のためだけにトレラン用リュックを使っていたが、長距離走る目的だと身体への負荷を最小減化する目的でリュックはあまり使われないらしい。200kmくらいなら背負ってても問題ない気もする。距離とか夏場とかケースバイケースかも
サドルバッグ復活。Felt VRと同じタイミングで買って、Varia RCT715のマウント位置の関係でリストラされていたTopeakの6Lサドルバックを復活させた。この中に最低限の修理工具と離脱セット、雨具、財布、鍵を入れた
フロントマウンタ。今回は動画を取らないと割り切ったので4つすべてをGarminマウンタにした。上2つはWahooサイコンとfenix 7X、下2つはOLIGHT RN1500 x2。RN1500はもともと1個しか持っていなかったが、300km以上のブルべではフロント2灯が必須要件のようで年末のAmazonセール時におなじモデルを購入
キューシート。キューシート台を途中まで作ったものの、ハンドル周りにマウントしようとするとレックマウンタとの干渉がどうのという以前に、運転操作性が悪くなった。安全優先指向なのでこれはない。キューシートは公式のものを印刷し、ハサミで切って首からぶらさげる形にした。紙のキューシートは夜になると見えづらそうだったため、予備的にiPhoneでオフライン対応アプリを入れて見えるようしておき、Zwiftで使っていたQuadlockマウンタをFCXに移植
テールライト。充電式の稼働時間がみじかいテールライトしか持っていなかったため、レビュー等からキャットアイのTIGHTを購入。シートステーのつけたまま畳んでも干渉しない位置に取付け、その下にVaria RCT715を付けた
ヘルメットテールライト。これもレビュー等からキャットアイのSL-WA10 WEARABLE miniを購入
クソ長くなってあとから見なそうなのでChatGPTさんに要約してもらった
本文ここから
前日の睡眠。東京湾一周を計画していたときと同様、あいかわらず眠れなかった。最後の手段としてお灸をしてもらって、ようやく入眠。睡眠時間は5時間半。呼吸法やお風呂のタイミングもいくつかためしているがほかにいい方法が見つからないため、すなおに飲んだことがあり実績がある抑肝散陳皮半夏に頼ろうと思う。これならイベント前日に現地入りしても持ちはこべる。以前のように頼りすぎないように気をつけたい
強度。完走目標にしていたので路駐回避や片側規制、変則交差点をのぞいて終始リカバリー~Z2を意識。坂は最初から軽いギアを使うことを徹底した。坂でたくさんの人に抜かれた。46/44Tがインチキしてるような使い勝手で、勾配表示14%くらいまでならダンシングがまったく必要ないレベルになってて非常によかった。脚つりの気配なくふつうに完走。各種数値はTSS353、Vo2max 60→59、ボディバッテリー5、トレーニングレディネス1、リカバリータイム23hr→72hr。ボディバッテリーとトレーニングレディネスは長距離走るとだいたいこうなるが、思ったよりもリカバリータイムが増えておらず体力も使い切った感じがない。とくにリカバリータイムは96hrになると思っていた。20分のワークアウトでリカバリータイム0→72hrになるタバタのヤバさを実感した
サプリ系。年末の鍼灸で鍼打ってもらってる間にいろいろ考え事をして、カルニチンやらβアラニンやらカフェイン錠などのかなりの量のサプリをやめた。いま残しているのはフラクトオリゴ糖、ビオフェルミン、イヌリン、タウリン程度。タウリンも買い溜めしてるのがなくなったらやめる予定。これが効いたのかはわからないが、風邪を引いていなければきつめのワークアウト後でもGarminのHRV推移が安定するようになり、翌日のドッとした疲れもほとんど出なくなった。いまのカフェイン摂取は朝起きたときにフラクトオリゴ糖 + コーヒー飲むくらい。今回は終盤に集中力が切れていればモンスターでも飲もうと考えていたが、後半から終盤にかけて調子があがっていったのでカフェイン飲まずに終わった。カフェイン大好きだったけど、継続してしばらく控えめにする
心拍数。定峰峠をくだったあとで計測値がおかしくなった。心拍が90→30とか計測不能表示。アクエリアス補給したときに心拍ベルトに塗ってある程度改善したが、その後も不安定気味。出かける前に心拍ベルトにECGクリームを塗っているが、登坂で汗をかいてくだりで乾いたときにダメになっているのかもしれない。持ち運び用のECGクリームを準備しておきたい
カメラ。デジカメやらアクションカメラやら。ブルべで時間内完走するなら撮影して遊ぶ時間もないし、荷物になるだけなので持って行かなくてよさそう
トイレその1。チェックポイント(PC)でトイレを当てにしてはいけない。PC1のコンビニでトレイル系自転車イベント?のみなさまが休憩中でトイレ渋滞が起きていた。買い物や補給が終わってもまだトイレ渋滞が続いていたが自分もトイレ我慢してたので待った。本番でも同じように参加者の渋滞が起きるはず。トイレは行けるチャンスがあったら行くべき
トイレその2。補給ミスさえしなければ余裕の距離と踏んでいたので、最初から胃に負担をかけないように補給食はすべてinゼリー + ザバスプロテインの水分系にした。秩父から先は低体温症も怖かったので加温目的でホットココアもプラスした。おかげで体力面はまったく問題なかったものの、後半はトイレのオンパレード、トイレゲーになってしまった。コンビニでトイレ入る→走って30分もしないうちにトイレ行きたくなる感じ。ホットココアはなくてよかったかも
ボトル。ダウンヒル中の道が荒れた場所ですっぽ抜けて回収困難な場所に落ちてしまった。対向車がいるタイミング等で事故にならなかったからよかったものの、コロナからの室内自転車生活でずっと気に入って使っていたナルゲンボトルで結構ショック。ボトルホルダーに専用のボトルにするか、ロック機構があるようなボトルホルダーを探さないといけない
バッテリー消費。思ったよりiPhoneのバッテリー消費が激しかった。Google Mapsのタイムライン用のバックグラウンド処理で結構使ってる様子。サイコンもギリギリ
持ち物 | 開始 | 終了 | メモ |
---|---|---|---|
iPhone | 100% | 10% | 室内に入ったら10→4%になった |
Elemnt Bolt V2 | 100% | 13% | |
fenix 7X | 100% | 55% | |
Varia RCT715 | 100% | 30%くらい | 後半から使用開始。レーダー動作時のみ録画設定、標準画質設定 |
サイコンで見せる情報。fenixは画面サイズの関係で地図表示には向いていないため、数値系を。Wahoo Elemnt Boltに地図+αと登坂中の勾配情報(Summit)を表示させるようにしていた。両方のサイコンで同じ項目が2つ表示されていた。現在速度と心拍表示は2つもいらない。サイコン2台以上で行くなら重複項目がないように、かつ設定ミスがないように
サイコンの設定や機能みなおし。fenixはInsta360で録画した動画と遊ぶ際に自動停止が同期ズレの原因になっていたので自動停止を解除しており、一度ミスって記録停止されてた時間以外は記録された平均速度 = ほぼグロス平均速度になった。いっぽうElemnt Boltは自動停止の解除を忘れたまま表示項目に平均速度を追加し、実質ネット平均速度を表示していたことにグロス20km/hだと総距離が合わないぞと走ってる途中で気が付いた
Wahoo Elemnt Bolt。山伏峠登坂中にGPS捕捉失敗したのか、途中でSummitが表示されなくなった。来たことがある坂だったので問題視しなかったが、未踏の坂でこれが起きると全体感が見えなくなって悲しくなりそうだった。また自分の見間違えかもしれないが、阿須の交差点でSummit Featureで案内された坂ルートが優先され、設定したルートから外れた場面があった。PCでの休憩時にキューシートを改ページしてた関係のいい加減なチェックをしていたから起こったものの、長時間かつ終始決めたコースを走る分にはバッテリー持ちの関係からも、Garmin Edgeを使うべきかもしれない。メルカリ行きにしなくてよかった
キューシート。iPhoneの準備したキューシートを使うことになると思いきや、圧倒的に紙の方が便利だった。iPhoneで確認したのはルートミスしたかも、と思ったタイミングでGoogle Mapsストリートビューの信号名称見ながら使った2回だけ。紙の方が信号待ちとかのタイミングで数秒で、いま何番を走ってて次の分岐までだいたいどのくらいだな、と確認できる。紙はあらかじめ表裏で見えるように加工したけど、番号、通過点、進路、情報が一度に見れたほうが便利だった。毎回加工するのは面倒そうだし、なるべく公式のキューシートままを使いたいので首からぶらさげる袋の形を大きくするか、はさみの加工でなんとかしたい
防げたルートミス。12~14と88~90。往路では気がつくことができず道なりに直進し、復路のサイコン表示ではじめて気がついた。本番だったら終わってた... 現地で止まって確認したが、キューシートには左折指示がなかったので直進した。しばらく走った後に気になってもう一度キューシートを確認し、88の「往路と異なる」と90の「左折注意(左から来る車)」でルートを間違えたことに確信した。2023年のマップでは直進になっていたので当時は道がなかったか工事していたのかも。キューシートはPDFをざっと眺めて、印刷して加工してあとは当日見るだけ、になっていた。事前にキューシートとRidewithGPSのマップをよく見ていれば防げたはずで、せっかくもらったアドバイスを無にしてしまい本当にくやしい。キューシートは事前にRidewithGPSのルートと目視比較したい
RideWithGPSによるコース概要情報はあくまで参考情報です。公開・随時更新される最新のキューシートが正式なものです。
くだんの箇所はストリートビューで確認したら当時は道がなかった
リストバンド。室内自転車中の汗拭き用途で右腕にリストバンドを装着し、夏場の外ライドで試しにつかったら良い感じだったので今回もつけていった。このリストバンドが原因なのかどうかはわからないが、ライド後~12時間たったこれを書いている今でも右手に痺れが出ている。ウェアの上からつけていたが、跡も残っていた。今回は1度も使っていない。ハンカチだけでよさそう
Varia RCT715の電源を入れるタイミング。だいたい6時間半までしかバッテリーが持たないので、集中力が落ちる後半まで電源を入れなかった。夕方の混みはじめる時間で活躍してくれ、家に着くまでバッテリーが持った
耐寒装備。ダウンヒルは風の関係でどうしようもないが基本はマフラーを口元にあてるだけで充分にしのげてきたし、とくに問題視していなかった。夜の青梅は寒かった。サイコンの気温計は4度。0度対応装備で固めていたつもりだったがだめらしい。7度は平気。たった3度でこうも変わっておもしろい。4度状態が続いたら途中で輪行して帰っていたと思うくらい寒かったのでおもしろくもないか。着こむと今度は日中や登りで暑くなりそうなので考えないといけない
4,650円