2024-05-18 ~ 20 | 佐渡ロングライド210など
行程
佐渡島に前日入りして前日受付したあとでぶらぶらした
ルートなど
持ち物
- Tyrell FCX
- Ortlieb Seat Pack QR 13L
- Salomon ADV SKIN 12
- iPhone 13 mini, Ricoh GR IIIx, Insta360 Ace Pro
- Garmin Varia RCT715
- 各種工具
- モバイルバッテリー
- 予備シフトバッテリー、サイコン、ボールペン、予備電池etc
課題とかまとめ
- 佐渡ロング前日は全然寝つけられなかった(6回目)けど、いつもよりは+1時間ほど寝られた
- 佐渡ロング当日の150km地点あたりでプロテクター兼タイツを貫通してミツバチorアシナガバチorスズメバチに刺された。うろ覚えの大きさとその後のエンカウント率からアシナガバチが有力。その場の応急処置で手動での毒出しと流水、心拍・体温・出力を様子見しながら続行、エイドで消毒液を借りて処置するくらいしかできなかった。中野に帰ってきてから盛大に腫れた
- あたらしい靴(narifuriさんのリカバリーシューズ)で調子に乗って踏みすぎて中盤から脚がつりまくった
改善できたこと
- トラブル時の瞬間アドリブ。1日目の駅→港への移動、2日目の蜂に刺されたとき、3日目の荒天ダウンヒル時のとっさに取れた行動はどれも完璧ではないものの、結果だけ見ればいい線行っていたと思う
- 2泊以上での旅の計画、荷物選定。サドルバッグを大きくし、リュックはモンベルのバランスライトではなく、サロモンのトレラン用リュックにした。目立ったミスもなく不満もなし。移動時も快適だった
次回試してみたいこと
雑記
- ホテルで夕食つきプランを予約していたことを忘れており、前日にコース変更した
- 3日目が朝から雨でチェックアウト時間ぎりぎりまで粘るも天気が回復することなく、コース変更した
- ウォームアップ: サイクルボールV サドイチショート + ドンデン山、メインディッシュ: 佐渡ロングライド210、アフターパーティ: 大佐渡スカイライン + 林道地獄谷線 のつもりだった
- ハチに刺されたり雨に降られたりしたけれど、全体をとおして幸運に恵まれた3日間だった
- IngressでENL時代に中野地元の方たちとグローバルシャード戦で新潟に遊びにいったとき、佐渡島にわたった方からのお土産話(日本酒とノドグロをつっつきながら、あのタイミングで佐渡島に渡らなかったことは人生の損失でしょ、みたいなはなし方で)を聞いてからずっと行きたかった場所に行くことができた
- "だれかと一緒にいって楽しかった" 思い出補正を除いて、体験、景色、食事、思い出すべてにおいてソロで行った場所で最高の旅先だった
1日目: サイクルボールV サドイチショート
当初のルートプランはこれ。ホテルには21:00くらいにチェックインする予定だった
どう考えてもホテルの夕食(18:30チェックイン、19:30夕食)に間に合わなかったのでドンデン山を捨てたルートプランがこれ
- 乗っていた上越新幹線が不着物?の影響で緊急停車。トンネルの中で瞬間停電した。記念に写真撮っとけばよかった...
- 乗っていた車両は20分遅れで勘弁してもらえた。後続車両は運休も出ていたらしい
- 新潟駅着ら新潟港までは自転車移動時のメカトラや寄り道、撮影時間を考慮してかなり余裕を持って1時間ちかく間をあけて予定を組んでいた。慣れない場所で急いで移動する、を回避するために素直にタクシー使った
- 子供以来の船、人生で2回目。1回目は伊勢湾フェリーで鳥羽→伊良湖。2回目は佐渡
- 輪行で荷物がかさばるから特等を取っていたのに、自転車は謎の勢力が用意していた場所での保管となり、さらに別料金を取られた。解せぬ
- イベント時の移動手段はもうすこしいろいろ詳しく見たり問い合わせておくといいかも
- 船酔いヤバい
- サイクルボールのスタートでパスワード再発行やらエントリーやらで15分程度ロス。走るってわかってる時は事前にいろいろやっておくべき
- 加茂湖の水が綺麗すぎて笑った。水は綺麗だし、水面に反射して見える山も美しい
- トキの森公園は自転車を置いてしばらく歩かないとトキに会えなそうだったのでスルーした。またこんど
- 事前受付会場のブースでGokisoの西尾さんと郡山さんにご挨拶。次にお会いできるのは富士ヒルかと思ってた。楽しみに待っております :)
- チェックイン前に北沢浮遊選鉱場跡に立ち寄る。たしかになんかラピュタっぽい
- ホテル前にちょっとした広場があり夕日を拝めた
- 夕食で調子にのって日本酒飲み比べをして歯が痛くなった
- 海藻類がマジでうまい
- ライトアップされた北沢浮遊選鉱場跡を見に行くバスツアーがあったので飛び乗り。面妖な感じのライトアップで夕方に来ておいてよかった感。星空のほうが綺麗だったのでもどって夕日をみた広場で星眺め
2日目: 佐渡ロングライド210
- 3:30にビュッフェ形式の朝ごはんが用意されていた。なにこのホテルかっこいい...
- 受付会場まではホテルから自走。そこそこのペースで走っていたところ、Gokisoのジャージを着た方が側道からあらわれて優雅に視界から消えていった。ちょっと踏んだけど追いつける気配がまったくしなかったので背中を見送った。後夜祭で西尾さんに中の人か、って聞いたらヒルクライム本や話とかで見聞きしたことがある山の神さんだった。すごい... つよい...
- 5:30出走予定で5:15にスタート地点着。大行列。5:58出走
- 朝はやいにもかかわらず、コースの最初から最後まで知らない人たちが応援してくれる。すごく嬉しい。たくさん挨拶したり手を振った
- 新潟ロングライドの存在を教えてもらったS氏から前半のエイドがおいしい、後半は微妙との事前情報を得ていたので前半でひたすら楽しむようにした
- そこそこ登りが楽しめると思ったけどかなり普通なコースだった。2000mupもなさげ。島の真ん中の山も登らせてほしい
- 初出勤のnarifuriさんリカバリーシューズで調子に乗って踏み過ぎたのか、100km地点で脚がつりはじめる。以下、モンベルのトレールライダーやKEEN ニューポート H2と比較(フラットペダル原理主義者、個人の感想です)
- トレールライダー: 大腿四頭筋、大殿筋、中殿筋がメインで使われるイメージ
- リカバリーシューズ: 内転筋、ふくらはぎがメインで使われ、サブで大腿四頭筋が使われるイメージ
- 動員される筋肉が変わるのはシューズ底の硬さ起因な気がする
- リカバリーシューズはZ2以上で踏むとトレールライダーよりも脚にダメージが来るが、Z1や回してないときはリジェネがかかってる感じ
- 同系統のKEEN ニューポート H2よりはリカバリーシューズの方があきらかに踏みやすく、パワーも出る
- リカバリーシューズは裸足でもふつうに使える
- ポタリング用途、ふだん使ってない筋肉部位の筋トレを兼ねたい、雨が予想される場面: リカバリーシューズ
- 決戦・マジライド: トレールライダー
- 雨用にサロモンのゴアテックストレランシューズも気になってたけど、当面はリカバリーシューズだけでよさそう
- 両津ASあたりから食事がたしかに...
- 景色はいい。が、200kmも海岸線沿いはさすがに単調になってくる。あと遮蔽物がないからか向かい風がきつい
- 150km地点あたりで脚にするどい痛みが走る。虫が飛んでいくのが見える。プロテクタータイツをめくると出血。ハチかよマジかー... ダメもとで手動で毒を押し出し、ボトルの水で洗い流す。心拍を抑えめにして様子見しながら続行
- 5:58出走、14:45ゴール。ハチでDNFになるかと思ったけど、アドレナリンパワーで完走。ハチ許すまじ
- ハチに刺されたので温泉と大吟醸飲み比べを断念。ウェルカムドリンクではグラスにリンゴジュースをそそいで足湯でそれっぽい写真を撮って遊ぶ。ハチ絶対に許すまじ
3日目: 大佐渡スカイライン
朝から本降り。ラウンジの音楽が無情である
朝食はビュッフェ。これまでの食事で佐渡で食べるべきは海藻と漬物である、と結論づけた。海藻と漬物でいっぱいにした
雨やまねーかなぁ、としゃぶしゃぶしたワカメを食べながら外を眺めていたとき。前日Z坂の上でみんなの応援をしていた悪魔のカッコをしたおじさんがホテル前広場のトイレに入っていき、雨の中を走り去っていった。遠目に見てもわかるあのカッコと赤い自転車で。走って行った方向はたしか小木港・両津港とは真反対の方角だ。てっきり悪魔のカッコをしていろんなイベントに出没する同好会のようなグループがあるのかと思っていたけれど、もしかしてユニークモンスター(変愚蛮怒風に)か。もしかしてこの雨の中どこか登りに行くのか。旅する悪魔さんじゃん... かっこいい... つよい... 今度お見かけしたらぜひお話を聞いてみたい
雨の中でも旅をする悪魔さんとは裏腹に、チェックアウトの時間11:00ギリギリまで天候の回復を祈るヘタレ。結局時間になっても雨がやむことはなく、雨の中大佐渡スカイラインに向かうことに。Windyが午後からは晴れると言ってるから、チンタラのぼってるうちに天気が回復していい景色に恵まれるといいんだけどなぁ
- そして大佐渡スカイラインから350号にまでくだるまで雨がやむことはなかった
- 眺望捨てて森林浴特化で登るだけなら雨降っててもありかもしれない
- たまたまのビューポイントで、たまたまの雲の切れ目だったのか雲海っぽいものを拝むことができた
- 展望台からは厚い雲でなにもみることができなかった
- ダウンヒルと同時に雨風が一気に強くなった。雷こそなってないものの、寒いしちょっと危ない気配
- あたたかい飲み物が売ってる自販機を見つけて、その隣の建物がご自由にどうぞ、みたいな感じだったので避難させてもらう。助かった~
- コーンポタージュ x1、ホットココア x2 で加温と休憩。裏ヤビツで土砂振り喰らってあらのや珈琲さんに駆け込んだ時以来の助けられっぷり
- またおじさんに助けられた。ありがとうございます
- あらのや珈琲さんはその後山梨に移転したらしい。行くぞ~
- 風が落ちついたタイミングでリスタート
- どう見ても自転車のことを考えてくれていない道路設計。振動がやばい
- なんか馬がいた
- 11:00スタートの地点であきらめてたけど、林道地獄谷線は荒天と時間切れでキャンセル
- 佐渡産のワカメがないかな~とローカルスーパーに寄ったけどなかった
- 帰りのフェリーで特等が空いていたので特等ゲット。個室で汗拭きシートで身体を拭きつつ全着替えし、輪行袋の上で軽く泥落とし。着替類は全部ジップロックでまとめてたので無事。いい準備ができていた
- 新潟港から新潟駅へもタクシーで移動。運転手のおじさんがたまたま佐渡出身でなぜか林道(!)にも詳しく、海藻の旬やら食べるべきものや行くべき林道をいろいろ教えてもらうことができた
- 林道が好きで車で佐渡に帰るときにしょっちゅう遊びに行くらしい
- ワカメはナマものが一番おいしい。ホテルで出てきたのはしゃぶしゃぶしてたから恐らくナマものだろう
- 佐渡の海藻は取る人が少なくなってきており、新潟でもめったに食べることができない。佐渡のおいしい海藻が食べたいなら、1~3月に佐渡に行くべき
- 島の北側は標高の高い山が揃ってるけど、林道が好きなら南側のほうがオススメ。標高はそこまででもないけど、景色は北側よりいいよ、とのこと
- オススメは小佐渡林道線
16:00過ぎに佐渡港出発。東京駅を回避するために大宮乗り換えで新宿駅についたのは22:15。よい旅でした