2024-08-02 ~ 04 | 札幌OLC

行程

浦安believeの集まりで知り合ったオリエンガチ勢のS氏と、そのお仲間たちと

ルートなど

持ち物

課題とかまとめ

改善できたこと

次回試してみたいこと

雑記

緑のAACRに向かう車の中で夏の8耐が、いやー暑くて無理でしょ、みたいな話からS氏はその日はオリエンテーリングの年イチで楽しみにしている大事な大会で北海道行ってるから無理、みたいな話になった。オリエンテーリング?オリエンテーション?新社会人の研修やボーイスカウトとか林間学校とかで林のなかウロウロさせられるアレの大会版??みたいな聞き返し方をしたらどうもまったく別物らしく、れっきとした競技スポーツらしい。S氏は10年近くこの競技をやっているらしく、大ベテランとのこと。後部座席でパッと調べる限りは、トレランの相当ヤベー版みたいなスポーツのようだ

もともとトレラン自体は興味があり、自転車で使うリュックやハイドレーションやシューズもいつかトレランで転用できるようにと狙って準備していたものだった。なんかおもしろそうな方(失礼)がおもしろいと思って10年近くもやっているのだからさぞかしおもしろいに決まっている。あたらしいことをやりはじめるなら手ごろな近場で様子見ながらとかではなく、おもしろそうなS氏が年イチで楽しみにしているという大会でそのおもしろさに触れてみたい。しかしトレラン、というか登山の経験がほぼなし。この前陣馬山と高尾山に登ったくらいだ。登山地図の読み方やコンパスも完全素人。で、土日を大量に割いていただき各種練習と遠征メニューを組んでいただいた。すわ仏か。なんてありがたや...

最初のオリエンテーリングが札幌OLC大会だと遭難やヒグマちゃんのランチまっしぐらになる難易度らしく(何回か練習に行ってそのあとコースや参考ブログを見たときにようやく自分が行きたがってる場所がどれだけヤベー場所かわかった。等高線がない)、なにより遭難して迷惑をかけるのは自分とその周りだけではなく、かなりいろいろ大変なことになるらしい。このあたりはブルべと一緒のようだ。暑くて都内の公園で練習ができなくなるまでは自転車の優先度をさげて、札幌OLCのための練習を優先した。付き添っていただいた練習メニューや自主練で行った場所は次のとおり

最初の体験会でフォレストとスプリントをハシゴ。自分はどうもフォレストが好みっぽい

本番。札幌OLCはS氏の見立てから大学新人クラスへのエントリーとなった。前日入り。最後のIngress遠征になった新千歳空港にまた位置ゲーのようなもの(この類のものをナビゲーションスポーツと呼ぶらしい)をしにくるとはなぁ。新千歳空港の展望台で勝手にひたったり、Airbnb宿でつっつく用のロイズのチョコetcを買ったり、先行入りしてたS氏のオリエン仲間な方々と合流してラムしゃぶつっついたり、宿でわちゃわちゃしたり。おいしいな~、楽しいな~、いいな~。楽しくて鍋の写真とか撮るの忘れた。中高の同級生とかもう接点ほとんどないぞ。うらやましい

2日目。ミドル。宿にホットプレートやコーヒーサーバーがあったのでホットケーキ焼いたり、自宅から持ってきたコーヒー豆とミルでコーヒー淹れたりした。Airbnb宿、ホストさんのルール上許容されるならやりたい放題できて楽しい

出走まで時間があったので支笏湖にドライブ。道中、左右は延々と森。十和田湖からくだった樹海ラインのようだ。あの時と違うのは、山などの高低差がなくほぼフラットな森であること。おそろしい所へ行こうとしていますねぇ.. 楽しみでしょうがない。30分くらい走って支笏湖到着。あいにくのどんよりどよどよ。晴れてる日だと支笏湖ブルーと呼ばれる綺麗な色の水面を楽しめるらしい

以前北海道に来たときに大好きになったセイコーマート。最近は関東圏にも大洗港起点にしてるのかちょくちょく見るようになった。ホットシェフでおにぎりと、N氏おすすめのガラナをゲットして会場入り。ガラナまっしぐらでコーヒー牛乳買うの忘れた。セイコーマートのとよとみミルクコーヒーは白バラコーヒーと双璧をなす素晴らしいドリンクです

二ツ塚峠や霧ヶ峰でも思っていたけれど、自転車イベントの出走前の雰囲気とはだいぶ異なる空気感。トレーニングや機材やFTPが何倍で強度がどうのとかどうでもいい話そういうのではなく、いろんな年齢層の方々がストレッチングしてたりぽけっとしてたりわちゃわちゃしてのどかで牧歌的、かと思えばだらけきった空気でもなく静かに燃えている感じ。この空気感好きだなぁ。そして受付会場からスタート地点に行くまでの行程。徐々に街から外れていく道。広がっていく森。すこし足を踏み入れただけで360度見わたす限りの森林。高まっていくテンション。最高すなぁ。この年齢になってまだこんなにワクワクするような世界を知ることができるとは

肝心のレースはポス2の苦手な炭焼き窯跡と、ポス5への道の終わりが視認できずに2箇所ミス。今回で炭焼き窯跡が苦手から嫌いに昇格した。今回のテレインではポスト8-10のダッシュが気持ち良すぎて忘れられない。自転車のヒルクライムのように景色が開けてるわけでもなく、足元不安定、ふらついたら枝が目や腕や脚にザクザクつきささりそうなヤベー場所なのに走ってて楽しい。5分にも満たない時間だったけど、西伊豆スカイラインを超えて今年のベスト外出先になった。なんだろうなー。ゾーンやフローは周りが見えなくなるような没頭状態だし、自転車ツーリングは景色は美しいけどここまでの高揚感を得られたことがない。予測できない、一期一会(土地権利の関係上勝手にポンポン入っちゃだめ、パーマネントコース以外では基本的に同じレッグは存在しないらしい)がポイントかなぁ

ポスト9-10の途中からおそらくはリアル大学新人女子であろう方と一緒になった。ポスト10は同着。残りはテープ誘導区間を全力で走るだけ。富士ヒルシルバー目指してブロンズ止まりな、あとちょっとでAカテZwiftおじさんの脚を見せてやる。ほぼ同時にスプリント開始するも並走どころか追いつけない。あれ?しかもフィニッシュ前で加速されて完全に千切られた?!心拍は187を記録しておりほぼ最大心拍数だった。ええぇぇ... 36分、同クラス内 6/14 位でフィニッシュ

地図買って上位クラスの難しさを見て楽しんだり、お風呂に入ったりスープカレーを食べたり

3日目。ロング。Airbnb宿を原状復帰して受付会場に直行。スタート。ミドルより当然広いけれど、ポスト配置からコース自体は簡単そうだ。迷うことなくポス1-2を取る。今回の大会ではじめて沢を見る。なんとすばらしい地形だろうか。ポス2から道使わずにミスったら復帰面倒そうだから素直に道をつかうことを選択。道をつかってポス7を踏みつつ3-4取りに行くかと走っていたとき、ワゴンとその横に若い兄ちゃんと姉ちゃんがこっちを向いてただずんでいる。どうしたんすか、と聞いたら参加者のどなたかがヒグマとエンカウントしたそうでレース中止になった、とのこと。空気の読めない森のおともだちキターー(下記画像は大会プログラムより引用)

集団になって道をつかって逆走。ポス2付近で迷ってたっぽいY氏を気にしつつ新人コースを逆走し、お会いできた方に声かけしてフィニッシュへ。てかみんな平然と道がないところ突っ走っててすごい。Y氏はポス2から直進を選んだらしく姿が見えなかったが、S氏と連絡が取れたようで安心。フィニッシュでスポドリをいただき、受付会場にトボトボ帰る。ロングを走れなかったのは残念だけど、中止になって一番悔しいのはどう考えてもずっと前から準備してくれてた運営側だよなぁ

Lap Center(ZwiftPowerのオリエン版みたいなやつ)で記録をあさると、ミドルはたとえミスがなかったとしてもよくて3~4位止まりっぽい。ロングはミスなしでそこそこの速度でレッグ間を走ったけれど、それでもレッグ間タイムは2位とか4位止まりで1位には遠い。荷物持った状態のテンポ走レベルではお話にならなそうだ。大学生つよい。というか参加者全員つよい。以前の札幌OLC大会走ってるところの動画上げてくれてる御仁は50代で、自分よりもはるかに難易度が高いコースを、自分が大学新人コースを完走するよりも早いタイムでゴールしている。1日目のフィニッシュ前スプリントで千切ってきた女性が表彰台にあがっている。90歳を超えるおじいちゃんなんて賞品のメロンを抱えながら今年もいただいちゃいました~、とフガフガニコニコしながら表彰台を後にしていく。年齢とか性別なんて関係ない。燃えますね

お風呂入ったり新千歳空港でインバウン丼もどき海鮮丼食べたり、ロイズのチョコやN氏おすすめ北海道土産の三方六をゲットしたり、ジェラートをつついたりして解散。帰路につく。札幌OLCから無事に帰ってこられるようになるまでスキル上げの面倒をみてくれて、あたらしい世界を見せてくれたS氏に感謝。フォレストオリエンの次の目標は、M21Aに参加して無事に帰ってくることかな。来年もまた行くぞっ